私の経験では詠春拳はほとんどあらゆる護身の状況に対応できる可能性を最も感じさせてくれた

なぜ「詠春拳は使えない」

と言われることがあるのか


インターネットやSNSでは、

「詠春拳は実戦で使えない」

という意見を目にすることがあります。

一方で、詠春拳を高く評価し、長年続けている人も数多くいます。

なぜ、これほど評価が分かれるのでしょうか。


問題は「流派の名前」ではない

まず理解しておきたいのは、

「詠春拳だから使える」「詠春拳だから使えない」

という単純な話ではないということです。

これは詠春拳に限りません。

空手でも、

柔道でも、

ボクシングでも、

同じ流派や競技であっても、指導方法や練習内容は道場によって大きく異なります。

つまり、本当に見るべきなのは流派の名前ではなく、

「どのような能力を育てるトレーニングをしているのか。」

ということです。


技だけでは十分ではない

多くの道場では、さまざまな技を学びます。

もちろん技は必要です。

しかし、技だけでは護身術は完成しません。

例えば、

「手首をつかまれたら、この技。」

「ストレートが来たら、この受け。」

「首を絞められたら、この対処。」

こうした練習は役に立ちます。

しかし現実では、相手は教科書どおりには動きません。

攻撃を変えます。

抵抗します。

連続して攻撃してきます。

予想していなかったことも起こります。

そのとき必要なのは、

技を思い出すことではなく、状況に適応する能力です。


足りないのは「つなぐ力」

技をたくさん知っていても、

それだけで護身術が上達するとは限りません。

本当に重要なのは、

状況を理解し、その場で判断し、次の行動につなげる能力です。

これは技を暗記するだけでは身につきません。

相手が抵抗する中で考え、

失敗し、

修正し、

また試す。

そうした練習を通して初めて育つ能力です。


Functional Wing Chunの考え方

Functional Wing Chunでも、もちろん技は学びます。

しかし、

技そのものが目的ではありません。

技は問題を解決するための道具です。

FWCでは常に、

  • 今、何が問題なのか。
  • なぜこの技を使うのか。
  • 相手が違う反応をしたらどうするのか。
  • 次にどうつなげるのか。

ということを考えながら練習します。

技を覚えることではなく、

状況に適応できること。

それがFWCの目標です。


Functional Wing Chunが目指すもの

私たちが目指しているのは、

「決まった攻撃への決まった答え」

ではありません。

現実の護身術では、

何が起こるか分からない状況がほとんどです。

だからこそ、

予測できない状況でも機能する能力を育てること。

それがFunctional Wing Chunの考え方です。


覚えておきたいポイント

  • 「詠春拳は使えない」と言われる理由は、流派の名前だけでは説明できない。
  • 技は大切だが、それだけでは十分ではない。
  • 現実の護身術では、状況に応じて判断し、適応する能力が重要になる。
  • Functional Wing Chunでは、技だけでなく「考え方」と「適応力」を育てる。
  • 本当に大切なのは、「何を教えているか」ではなく、「どんな能力が身につくか」である。


Bong sao deflection at J's GYM wing chun in Shinmaruko

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